1. グローバルな共同開発

グローバルな共同開発

世界をターゲットに共同開発

文化の違いを乗り越えて

NEMH2O(ニモ)の共同開発は、自動芝刈りロボット(LawnBott)の部品供給や販売提携をしているイタリアのズケッティ社から、その関係と実績を頼りに「自動プール清掃ロボット」の共同開発の話が持ちこまれたことからはじまりました。図面を見るとそれまでのプール清掃ロボットとは大違いで、完全コードレスで水中充電、スマートフォンやタブレットで設定も簡単にでき、壁面まできれいに清掃できる設計でした。実現すれば競合他社を凌駕した性能を持つ、いままでにない商品になると直感しました。

しかし、その時点での図面はただの完成図です。ズケッティ社が協同に期待しているのは細部の部品に至るまでの現実的な設計と対応力、そして日本的な品質の完成品です。もちろん量産性とコストも考慮に入れなければなりません。70年の部品製造で培った協同のモノづくり魂に火がつきました。

部材の選定や細かな部分の設計変更などを行いながら、第一世代のプロトタイプを完成させるのに半年、それから第二世代、第三世代と経てやっと開発が完了しました。結果、最初の設計図を目にしてから量産に至るまで3年もの月日がかかりました。3年間、何百回という設計図のやりとりや、文化の違いによるぶつかり合いを何度となく経験しました。ただ、今思うとお互いの長所を生かすために、その文化の違いを乗り越えることこそが必要であったのだと思います。

NEMH₂O(ニモ)は私の子供

そうして誕生したNEMH₂O(ニモ)は、私の子供同然です。イタリアと台湾、そして日本の血が混じっている世界人です。イタリアのズケッティ社は発想やソフト部分、協同は技術と粘り強さによる製造面を得意とし、それらは他社を圧倒したものとなっていると思います。

とりわけ図面では表現できない細かな部分の作りこみは日本人特有のこだわりが多く活かされています。動力を伝えるゴムのベルトひとつをみても、なかなか真似のできない繊細なノウハウだと思います。量産面ではそれまで台湾で培ってきた生産工程のノウハウがあってこそ実現しています。

世界のマーケットへ向けて

イタリアのズケッティ社と共同開発した製品を台湾で生産し、協同グループのグローバルネットワークを通じて世界に向けて販売していきます。近い将来、販売量にもよりますがアメリカやブラジルでの製造組立といったマーケットに近いところでの供給も視野にいれています。また現在のNEMH2O(ニモ)の機能で満足せず、不可能を可能にするモノづくりの企業として他社の追随を許さないバージョンアップしたNEMH2O(ニモ)を次々と開発していきたいと思います。

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