1. 自社商品開発ストーリー

自社商品開発ストーリー

他社には真似できない自社商品を

現場のオペレーターさんが教えてくれた本当の商品価値

私が入社したとき、協同は半導体関連商品をまさに開発しようとしていました。製品があったわけではありません。全てゼロからの出発です。そんな時、別の部門でお取引のあった電機メーカー様からご相談いただいたことが、自社商品『プローブカードコンテナ』の開発のきっかけです。

プローブカードとは、IC(半導体集積回路)製造のウェハー検査工程において、シリコンウェハー上に形成されたICの電気的検査をするのに用いられる治具です。1枚、数百万から数千万円もする高価な精密機器です。これを半導体プラント内でジュラルミンコンテナに入れてオペレーターさんが台車に載せて移動したり、棚に保管したりしていました。ジュラルミンケースが約10kg、プローブカードが約15kgですから合計約25kgもあります。上げ下げするだけでもオペレーターさんにとって大変ですが、その中身が大変高価なものともなれば神経の使い方も半端ではありません。

単にジュラルミンを合成樹脂に変えて重量を軽くするだけでは、他社に真似できない協同ならではの商品になりません。オペレーターさんの話に何度も耳を傾け、そして電機メーカー様に合わせて開発していく過程で、試作後も現場のオペレーターさんの要望を取り入れ何度も何度も改良を重ねての自社商品完成となりました。協同の『プローブカードコンテナ』には随所に細かな工夫と、他社には真似できない協同の技術が活かされています。気がつけば商品完成まで1年半の月日が流れていました。

商品開発というプレッシャー

前職は塾の講師でしたが、いきなり技術営業に転職です。まったく畑違いのフィールドであるばかりか、新規事業という経営陣が期待する部署でもありました。当然指示も期待もダイレクトに浴び、そのプレッシャーが自分の成長にとってすごくプラスに働きました。とくに商品開発に関すること全てをこなさなければならなかったことも、いま思うと大変ためになりました。新人の私にとって商品を開発することは、商品が使われる現場から製造現場まで頭の中だけではなく体ですべて知り尽くす必要があったのです。職種は技術営業ですが、客先に出向いて要望のヒヤリングから商品の細部にわたる企画立案、図面作成、製造現場との打ち合わせ、試作品の組み立て、経営層への報告まですべてを任されました。まさにひとつの商品開発に没頭できた1年半でした。

一見無謀にも思える配属ですが、いまは商品開発が終わり製造段階の台湾で自分の開発した商品の組立指導をしていることを考えると、入社した1年半前では到底想像できないことをしていると思います。

今ではアメリカやシンガポールのお客様からも

自社商品が完成したことでさまざまな変化が起きました。
ひとつは外部要因による変化です。1社のお話から開発した自社商品に他社からも引き合いがきて横展開が始まりました。自社商品をそのまま利用するというよりは、その会社独自の要望がさらに出てきたりします。しかし今度はすんなりと仕事が進められるようになり、今ではアメリカやシンガポールの企業とも直接やり取りをしています。

もうひとつは自分の中での変化です。お客さまからのご要望も会社からのプレッシャーも、それが仕事へのやりがいに変わっていると気がつきました。現場の声を素直に聞き、協同のグローバルな生産技術と『いいね、やってみよう』精神で、次の商品もどんどん開発できるという自信が湧いています。
協同には人を成長させる何かがあるのかもしれません。

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