代表取締役副社長 斉藤剛史

代表取締役 副社長
斉藤 剛史 Takeshi Saito

近視予防効果が期待される「マイオフリー装置」の開発

子どもたちの近視パンデミックに歯止めをかけたい

近視予防や視力回復効果が期待されるシステム『マイオフリー装置』。 

弊社でSDGsの取組みの一環として新たに開発を進めている。平行視によりディスプレイを見ることで、眼の筋肉の緊張を和らげ、疲れを軽減する装置です。
近年、国内で近視の子どもたちが爆発的に増えている要因として、国が主導しているギガ構想によるタブレット授業の促進も大きな要因と言われています。私の子も小学3年生で裸眼視力が0.3と低く、なんとか進行を防ぎたいという個人的な強い想いもあります。この装置が世の中に広まっていくことで、子どもたちの近視パンデミックに歯止めをかける一役を担えればと考えています。

何とか製品化したいという熱い想いから開発が始まった

開発のきっかけは、新潟大学脳研究所統合脳機能センターを設立された故・中田力(つとむ)教授から受けたメッセージから。「何とかこの機構を製品化し、世の中に出すことに力を貸して欲しい」。当時、教授と親しかった守弘会長がこの熱い想いを受けたことから始まりました。協同ではお客様のちょっとした気づきや一言から拡がっているビジネスも多く、会長が開発した刈払機用ブッシング(※)も、お客様のこぼした「こういうのがあったら便利なんだけどなあ」という言葉から誕生しています。同様にこの「マイオフリー装置」も中田先生の言葉を受け、協同が賛同し、開発がスタートしました。

仕組みとしては、高速シャッターカメラを通して右と左にずらした画像を視る事で、脳が錯覚し1つの画像として認識、近くの画像を視ていても「視れば視るほど眼が休まる」という逆転の発想を実現しているものです。
眼は脳と繋がる唯一の臓器であり、眼から80%以上の情報を得るともいわれるくらい、視覚から情報が入ってきます。我々が「視ている」というのは厳密には眼でなく脳で認識をしているのです。マイオフリー装置の効果も、「脳が休まっている」状態を作り出しますが、その実感を数値としてエビデンス化するのに苦労しているところです。デモをやればやるほど、手ごたえを感じながら、早く世に出したいという焦りを感じる一方で、世に出すには、協同の“物づくりにこだわった信頼される製品”として出したい、という想いがあります。

アイケアを通して、人々のQUALITY OF LIFEを高める

今後の展開として挙げたいのは、眼を測る、正す、治す、休める、鍛えるといった一連のアイケアを通して、人々のQUALTY OF LIFEを高めていくことです。マイオフリー装置を武器に、眼科医・視能訓練士・眼鏡のプロと連携を取りながら、眼精疲労、近視、老眼予防、VISIONトレーニングといったアイケア領域の事業を確立し、協同ビジネスの1つの柱を創りたい。それが社会貢献につながり、協同の存在価値を高めることにもなります。

経営者自ら先頭に立ち、眼について学び、ITデバイス開発という新たな事業領域へ挑戦していくスタイルこそ、協同に脈々と流れる「挑戦する」「諦めない」姿勢であり、そこを社員たちに示せればと思っています。
また、共感してくれる事業パートナーと手を組み、それぞれの強みを共振させながら、新たな協同のビジネススタイルを築いていきたい、どんな領域であろうとも、初代の斉藤林造、二代目の斉藤守弘と80年間脈々と伝わってきた、「ものづくり」に対する強いこだわりを持ち、マイオフリー装置の開発に今後も率先して取り組んでいきたいと考えております。